2020/05/05 20:17

コーヒーの材料は果実であり、果実や木の実の風味を元来持っています。
コーヒー生産地別に大きく分けますと以下のような特徴の傾向が見られます。
   
   アフリカ(エチオピア、タンザニア、ルワンダ、ケニアなど)
       →コクがあり風味豊かな果実味が強いものが多い。

  インドネシア(マンデリン、トラジャなど)
       →南国フルーツやエキゾチックな風味

    中米(グァテマラ、エルサルバドル、パナマ、コスタリカなど)
       →柑橘を感じさせる爽やかな酸を持つ傾向、ナッツやチョコレートの風味

現在は各農園ごとに国を超えた特徴を持つ素晴らしい珈琲が数多くあり、上記の限りではありませんが参考までに。

苦味は焙煎によって生まれるもので、また加熱による化学反応で生成される成分も絡み合い、複雑で魅惑の風味を生み出します。
よって風味、酸の傾向は産地である程度決まりますが、苦味は豆に関わらずほぼ焙煎の深さで決まります。
当店ではその豆の風味が一番美味しく感じられる焙煎のポイントを日々、研究しています。